咬み合わせから始まる、歯と体全体の健康。

〒921-8043 石川県金沢市西泉1丁目14番地

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小児歯科

お子様の歯を健康に育てる

子どものむし歯の予防、治療を行います。
永久歯になれば、もう歯は生えかわりませんので乳歯の時、生えかわりの時から自然に歯の大切さや、予防法を知るお手伝いをいたします。
子どもの頃は、誰でも歯科治療に恐怖感があります。まずは、当院の雰囲気になれていただき、少しずつ治療できるように、練習していきましょう。
当院の雰囲気に慣れて歯医者さんへの抵抗をなくす意味でも、むし歯治療でなくても定期的に来院されることをおすすめします。

正しい食生活

お子様の歯を守るために

家族みんなで予防に取り組みましょう

元々赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。かつては同居するご家族にむし歯があると赤ちゃんにうつってしまうと考えられていましたが、そもそもむし歯は感染症ではありませんので、今はその考えはなくなってきています。
そのかわり大事なのは、赤ちゃんの歯を守るために、生え始めたらすぐに予防に取り組むことです。そのときになってあわてることのないよう、普段からご家族皆さんで予防に取り組んでいただくことが大切です。食生活の改善や家族みんなが定期検診に通うなど、習慣的に予防に取り組んでいきましょう。

乳歯のむし歯も放置しないようにしましょう

乳歯がいずれ生え変わるから、多少のむし歯を見過ごす親御さんがいらっしゃいます。しかし、そのような考えは非常に危険です。むし歯になりやすい口内環境は、永久歯に生え変わった後も引き継がれると言われています。また、むし歯で乳歯を失ってしまうと、永久歯の歯並びにもトラブルを引き起こす可能性があるのです。そのため、いずれ抜ける乳歯であっても、生え始めた段階で丁寧な予防を心がけましょう。

歯医者さんデビューの時期

下の前歯が生え始める生後6か月前後が、赤ちゃんの「歯医者さんデビュー」の目安です。この頃は、どちらかというと治療ではなく歯医者さんの雰囲気に慣れることが大切です。
小さい頃から治療や悪いところがなくても、定期的にお越しいただくことで、「歯医者さんはこわいところではない」と知ってほしいのです。それが歯医者さん嫌いを防ぎ、大きくなっても歯を健康なまま保つことにつながります。

当院でのむし歯予防の
取り組み

ブラッシング指導

磨き残しを少なくすることは、予防歯科の基本です。しかし、大人の方でも正しく歯が磨けている方は少ないのが現状です。お子様であれば、さらに歯磨きが難しいでしょう。
そのため当院ではお子様が飽きないよう、楽しく歯磨きをするアドバイスをします。ぜひ小さな頃からセルフケアのレベルを上げて、むし歯・歯周病予防に結びつけましょう。

シーラント

生えたばかりの奥歯のかみ合う面は溝が深く、食べかすが溜まりやすいため、むし歯になるリスクが高まります。そこに「シーラント」という歯科用樹脂を流し込むことで、溝を埋めて、奥歯がむし歯になるリスクを減らします。

フッ素塗布

フッ素は歯そのものを強化したり再石灰化を促したりと、むし歯予防に効果高い栄養素です。市販の歯磨き粉などにも含まれていますが、歯科医院のフッ素は高濃度なものを使用しているので、むし歯予防の効果をより高めてくれます。

お家でできること

  • おやつに注意

    多くのおやつは糖分が過剰に含まれています。そのため、普段の食事量は少ないにも関わらず、おやつの量が多いと、あっという間にむし歯になってしまいます。バランスの良い食事を心がけて、おやつの量は少なめにしましょう。

  • 親御様の仕上げ磨き

    お子様自身でのブラッシングも大切ですが、その後に親御さんが仕上げ磨きをすることはさらに重要です。特に歯と歯の間や奥歯の溝は、汚れが残りがちな場所ですので、歯の隅々までケアするようにしましょう。適宜デンタルフロスを用いるのも効果的です。

  • 抵抗力をつける

    お子様の歯はまだ発育途中であり、永久歯に比べるとむし歯になりやすい傾向にあります。そこで、カルシウム、リン、ビタミンDを多く含む食品を積極的に摂取しましょう。体全体で細菌に対する抵抗力をつけることで、むし歯に負けない口腔環境が手に入ります。

食事時間とむし歯の関係

食後は口内が一時的に酸性に傾き、歯のミネラルが溶け出す「脱灰作用」が起こります。しかし、時間が経過すると唾液の効能によって、溶け出たミネラルが戻る「再石灰化」が生じるので問題はありません。しかし、このような自然なサイクルが崩れるとむし歯が発生してしまいます。
つまり、歯が自らを修復できる環境を保つためにも、だらだら食べるのを止めたり、間食の回数を少なくしたりすることが大切です。また、定期的なフッ素塗布も欠かさないようにしましょう。

お子様の歯並びに
影響する癖

頬や舌など顔の筋肉からの圧力がかかることで、歯並びは正しい位置に形成されます。つまり、口呼吸や指しゃぶりなどの習慣があると、歯にかかる圧力が分散して、不正歯列を生じるリスクを高めます。

歯並びに影響する「悪習癖」

口呼吸

勉強やゲームをしているとき、お子様が無意識に口を開けている場合は、口呼吸の癖があるかもしれません。口を開けた状態が続くと、下顎が適切な位置に保たれず、舌の位置も下がりがちになります。また、上顎の正常な発育を妨げることもあります。以上のような要因によって、顔周りの筋肉が十分に発達せず、上顎の歯列が狭くなるなどの問題を引き起こしてしまうのです。そのため当院では、口呼吸の改善と、歯並びの調整を目的とした矯正治療を提供しております。

指しゃぶり

生後3年までの指しゃぶりは生理的な行動とされています。しかし、3歳を過ぎても指しゃぶりが続いていると、歯並びに大きな影響を与える可能性があります。なぜなら指しゃぶりは、舌の動きなどに変化を与えてしまうからです。指しゃぶりは必ずしも心理的な側面が影響しているわけではありません。個々のお子様によって要因は異なるので、当院では、ゆっくりと指しゃぶりを減らしていくサポートと、必要に応じた矯正治療を提供しております。

舌癖

舌で遊ぶような癖があると、歯列に悪影響を与えることがあります。特に舌を突き出す癖は要注意です。出っ歯になったり、かみ合わせの障害が生じたりすることもあります。
そのようなケースを防ぐために当院では、舌癖を改善するMFTと呼ばれるトレーニングをご提供しています。正しい舌の位置と飲み込み方を身に付けることで、矯正治療の成功と長期的な成果の安定を目指せます。

頬杖

頬杖をつく行為は日常生活でよく見られる習慣です。しかし頭の重さが直接歯に圧力がかかっている状況なので、歯並びの問題を引き起こす原因になります。特に、矯正治療中の人にとっては、この習慣を避けることが重要です。頬杖をやめることができれば、矯正の治療効果が高まり、治療後の歯並びも安定化しやすくなります。

お子様の歯並びが気になる方へ

成長期に矯正を始めれば、顎の成長する力を利用して、自然に永久歯の並ぶスペースを確保しやすくなります。結果的に将来の抜歯リスクを抑えるなどのメリットが期待できるのです。当院ではお子様一人ひとりの個性とご家族の想いを尊重し、適切な矯正治療計画を作成いたします。
タイミング良く治療を開始するためにも、気になることが少しでもあれば迅速に当院までご相談ください。

子どもの矯正