予防歯科
むし歯・歯周病を防ぐために
いくら注意深くブラッシングをしていても、歯と歯の隙間などに細かな汚れは残ります。完璧な歯磨きは存在しません。
だからこそセルフケアだけではなく、歯科医院で定期的なチェックとクリーニングを受けることが重要です。特に歯科医師が必ずお口の中を診るので、初期段階のむし歯や歯周病を発見し、迅速に対応できる可能性が高まります。
また、歯科衛生士からブラッシング指導を受けて、自宅でのブラッシング技術を磨き続ければ、生涯むし歯や歯周病になりにくい状態をキープできます。
予防歯科の大切さ
大人の歯は、通常28本あります(※親知らずを除く)。これを一生涯維持することは非常に困難です。なぜなら年を重ねるにつれて、むし歯や歯周病のリスクは増えていくからです。そのため、日々のブラッシングの精度を高めて、定期的に歯科医院での検診を行うことが自分の歯を長く保つ鍵となります。年をとっても自分の歯で美味しい食事をし、笑顔で会話を楽しむ—それが、予防歯科の大きな目標です。
予防をするメリット
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むし歯・歯周病を防げる
むし歯や歯周病は、自覚症状がなく、ゆるやかに進行するのが特徴です。気付いた時には深刻な状態になっていることも少なくありません。そこで歯科医院での定期チェックを受けて、早期に問題を見つけるようにしましょう。むし歯や歯周病は初期段階なら、簡単な治療で済むケースがほとんどです。
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健康寿命を伸ばす
健康な歯が揃っていると、栄養摂取の基本である咀嚼能力が維持されるので、健康な状態が保たれます。また、しっかりとしたかみ合わせは、転倒予防にもなり、健康寿命を伸ばす効果にも繋がります。つまり口腔の健康は、心身の活力を維持する上で、欠かせることができません。
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全身疾患を防ぐ
予防歯科を徹底すれば、むし歯や歯周病のリスクを減らすことが可能です。むし歯や歯周病は全身疾患にも結びつくため、口腔内の衛生環境を健康な状態に維持し続ければ、心臓病や糖尿病などの健康問題のリスクを減らす効果が期待できます。
当院の予防歯科
PMTC
PMTCとは、専用の機械を使い、歯の表面を丁寧に磨き上げるクリーニングのことです。セルフケアでは取り除けない歯垢や着色汚れを隅々まで綺麗にできます。終わった後はお口の中がサッパリとして、爽快な気分になります。また歯の表面がツルツルになることから、汚れが付着しにくくなるのもメリットです。
スケーリング
スケーリングとは、手用スケーラーや超音波スケーラーを用いて、歯の表面や歯周ポケット付近の歯垢や歯石を取り除く方法です。特に歯石は歯ブラシでは綺麗にすることができません。定期的にスケーリングを受けていただければ、細菌の少ない口腔状態を維持する効果が期待できます。
ブラッシング指導
当院では、患者様が正しいケア方法を身に付け、効果的なセルフケアを実践できるよう個々の患者様に合わせたサポートを提供しています。まず、一人ひとりの口腔状態に合わせたブラッシング方法をアドバイス。また歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロスなど適切なケア用品の選び方についてもお伝えすることが可能です。
定期検診を受けましょう
丁寧にブラッシングをしても磨き残しは生じます。また歯科医院でクリーニングを行っても、おおよそ3か月ほどで歯垢や歯石は再度蓄積してしまうのです。そこで、お口の健康を継続的に保つためには、3か月から6か月ごとの定期的な歯科検診が欠かせません。
ご自宅でできるケア
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正しい歯磨き
自己流のブラッシングでは、個々の患者様の磨き方によって取り除けない汚れがあります。当院でお伝えする正しい歯磨きの方法をお家でも実践してみてください。
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ケアグッズを使う
歯磨きは日々のケアの基本です。しかし歯ブラシだけでは届きにくい部分もあるので、歯間ブラシやデンタルフロスも積極的に利用しましょう。また、適宜デンタルリンスを用いるのもむし歯や歯周病予防には効果的です。
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食生活の見直し
どのように日々の食事を摂取するかも口腔内の健康に影響します。糖分の多い生活を控えるのはもちろん、間食を減らしたり、だらだら食べるのを止めたりすると、むし歯のリスクを下げられます。
正しい食生活
むし歯になりやすい人、なりにくい人の違いは食事の内容ではなく、食事の回数です。
人の身体は食事をとると、約2分~3分でプラーク中のpHと呼ばれる酸性に傾き、歯が溶け始めてしまいます。
しかし本来人の身体は唾液の力によって、20分~40分間でプラーク中のpHが上昇し、歯の修復を行ってくれますが、飲食の回数が増えれば増えるほど、プラーク中のpHと呼ばれる酸性に傾く回数が増え、結果むし歯危険ゾーンの時間が増えてしまうことで、むし歯になってしまいます。